「伝統資財」は自然素材です。

投稿日:2009/12/25 更新日:

近年どこの住宅会社でも「自然素材」を謳った宣伝を見受けます。
古民家に使われている材料は、すべてが自然素材であると言って過言ではありません。
木材・土・石・紙・ワラ・・・・などなど。どれをとっても、近所で調達できるものばかりです。
(今の都市部では、調達が困難になってきていますが・・・)
化学物質などを使わないので、自然に還すことができます。

今、私が注目しているのは壁などに使われている「土」です。
1~2年間庭先などで練り上げた土はネバリがあって、伸び縮みが少なく割れが発生しにくいのです。そんなすばらしい壁土が使われている古民家。
古民家などを解体される時に「壁土」を譲り受けて再利用するように心がけています。

新しい土と混ぜ合わせることですばらしい壁土ができあがります。
(新旧を混ぜる配合は企業秘密ですが・・)
壁土は湿気を調湿し、断熱効果も期待でき、火災時にも強さを発揮します。
地震の時には、ある程度壊れることによって「免震」の役割も果たします。

「自然素材の家」と称して、珪藻土を使われる建物が多くなってきました。
珪藻土は、今では懐かしい「七輪」に使われるほど断熱効果に優れ、調湿作用もあるので喜ばれています。化石である珪藻土独特のミクロの穴がその効果を発揮します。

しかし、自力で固まることができないので、壁土には不向きとされていました。
最近、すばらしい接着剤ができたので、塗り壁に使われることが多くなってきましたが、問題は、この接着剤にあります。接着剤を多用することで、塗りやすくなりますが、素材の持つミクロの穴がふさがれてしまうのです!(せっかくの穴の効果がなくなってしまいます)

メーカーによっては、珪藻土の含有率を公表しないところもあります。
果たして、それで効果があるのでしょうか??

私たちは、少し割高にはなりますが、古民家から廃棄される壁土を保有し再利用することで、環境にも優しいホンモノの「自然素材」を使うように心がけています。

-かわら版

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