2.古民家の床下はどうなってる?

投稿日:2012/10/29 更新日:

江戸時代に新築された建物を明治8年に古民家移築した歴史のある建物の床下を調査して参りました。きれいな砂地の床下でしたが、突然に陥没した大きな穴が出現!
古民家床下

もしかして・・・先の鳥取県西部地震で陥没??いや・・・もともとここに池があったのでは?これだけ大きい穴は・・・あやしい!!人骨でも出てきたら・・・と、妄想が広がります。(笑)

 
大きな穴を見つけ、色々と妄想しながら前進すると・・・こけし石を発見!微妙なバランスで、丸い石が積んであります。
古民家床下

あの地震でも転げないで残っているなんて・・・信じられません。地震にも耐える積み方って、どんな秘密が隠されているのでしょうか??古民家の床下からも、先人の知恵と伊吹を感じられます。

建物の基礎がコンクリートだったら?
コンクリートの寿命は70年とも50年とも言われています。2年ほど前に政府が、200年住宅構想を打ち立てました。しかし、ハウスメーカーから?クレームが起きて、すぐさま「超・長期住宅」と名前を変えました。それでも長すぎるからでしょうか?結局、「長期住宅」と言う名前で落ち着きました。コンクリートが70年ほどしか保たないのに、「200年住宅」だとか、長期住宅だとか言えませんよね!

しかし、自然石は1万年でも残ります!こんなに素晴らしい自然石の基礎上に、微妙なバランスで免震構造の建物を建てたら、手入れ次第では200年・・いや、300年でも持続させることが出来るのできるのです。古民家のすばらしさは、こういったことからも、おわかり頂けると思います。(数百年の神社仏閣が残っていますよね!)

 
それにしても、おびただしい蜘蛛の糸が張り巡らされています。蜘蛛は、エサがあるところでは大活躍して張り巡らせます。エサ?? そうです、昆虫です。昆虫がたくさんいるから、多くの蜘蛛が活躍し、これだけの蜘蛛の巣が張り巡らされていたのです。

なぜ昆虫がたくさんいるのかというと、昆虫の住みやすい「湿気」が多いからなのです。湿気がたくさんあると、建物には最悪の影響を及ぼします。幸い、こちらの古民家は床下が深く(今頃の建物の倍はあり)、コンクリートの基礎ではないので、通風がいいのです。だから、移築されて130年以上もこの状態で持続していたのです。

さらにさらに移動してみると、何故か太いヒモがぶら下がっています。
古民家の床下

ムムム。いったい、何に使ったのだろうか?もしかして130年前からぶら下げてあったのか??と、恐る恐る近づいてみると・・・

ギョエー!

な・な・ナント!ヘビの抜け殻だったのです。長さを計ってみると、ゆうに2メートルはあります。「青大将」の抜け殻です。主にネズミなどを主食としているようですが、このクラスになるとスズメのような小鳥でもいけるでしょう。昔の人は、家の守り主として、追っ払うこともありませんでしたから、ここまで成長できたのでしょうね!

 
床下から出た後で、伺いました。
客「何か埋めたことがありませんか?」
私「例えば、大きな壺だとかカメだとか・・」
客「いえ、どちらも埋めたことはありませんが・・・あれは昔、収穫したサツマイモをモミガラと一緒に貯蔵した・・・。」
なあ~んだ!今で言う「床下収納庫」の代わりをしていたんですね!良かった。安心安心。(笑)

古民家の床下に入るだけでも、色々な妄想が広がり、楽しんでしまいました。(笑)床下の確認も終わり、ついに200年古民家の再生リフォームをすることになりました!

-築200年 古民家リフォーム

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