7.200年の古民家を支えてきた大黒柱の下には・・・

投稿日:2012/10/24 更新日:

築200年の古民家、絶賛再生中です。

200年の歴史ある建物を、油圧ジャッキ数十台で持ち上げます。ギシギシ・ミシミシと音を立てて建物が泣いています。全体が持ち上がったところ、30cmの大黒柱の下は、小山のように突き固めて高くしてあります。湿気を呼ばないようにも配慮しています。
古民家
突き固めるときは、近所の人たちが総出で三角やぐらに滑車を付けて、大きくて重たい切り株をロープで引っ張り上げ一気に落とします。

基礎を作るために大黒柱付近を掘り下げるのですが、この大黒柱や小大黒柱の根元には、「お宝」が埋設されていることが多いのです。また、巨大な石が何個も埋めてあります。この古民家の大黒柱の下には、四角く削られた礎石が鎮座していました。
大黒柱を支えていた石

大黒柱は建物の最重要な部材であるため、その殆どが「欅(けやき)」で作られています。欅材はその特性から、伐採して10年~20年、大きめに製材して10年・・・。そして、必要な寸法に製材して数年間は保存。そんなことまでしないと、欅の木は狂いが生じるので使えないと言われています。そんな、大切な大黒柱が地盤沈下などで狂ってはいけませんよね。

昔の技術の素晴らしさはここからです。幾重にも断層となって、突き固められた形跡があります。もともと砂地の地盤に、粘土質や違った砂が混在しています。スコップを当てても、容易には立たない!それほど固く締めています。
大黒柱の下

その下には一人でも大変な重さの石が数個敷き詰め、そして、またまた違った砂の層。
大黒柱の下

石をどけるまでが大変な重労働でした。突き固められた砂や粘土のさらに下に埋めてある様子。これ以上掘り起こすと、基礎の側面が崩れるおそれが出てきたので仕方なくここで終了です。残念ながら「お宝発見!」とはならなかったのでした~。

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