築200年古民家。いよいよ大詰めにさしかかりました。ながく、ながく・・・それは、それは丁寧に施工させていただきました。使える物は、何でも使いました。
屋根裏部屋(ロフト)に上がる階段箪笥。真横に上る段差の大きい階段でした。
向きを変えて、正面から上がるようにしました。
踏み板と正面から見える蹴込み板の色が違いますよね。これは、踏み板は新しい材料を使い、蹴込み板(正面、高さ部分の板)のは、古材を再利用したからです。
再利用した古材とは、畳の下に貼ってあった「座板」です。虫も喰っていましたが、良いところばかりを切り取って再利用です。新しい板を使えば簡単に、そして新しい色で出来たのですが、敢えて手間のかかる古材を使っての作業をしていたので、長くなが~くかかりました。
すべてが、そんな作業となって、とうとう、年末までかかってしまいました。(お客様のご理解があったからこそ・・感謝です!)再利用された材料ですが、何も塗らなくても、いい色合いが出ていますよね!